マンションのババ抜き 最後に掴んでいたら負けですか
不動産 - 2014年09月03日 (水)
ババを引く人 渡す人 集める人 消す人
今まで住宅ローンとマンションのババ抜きことを書いてきました
今回は、マンションの出口のことを書きます
いろいろな要素をバラバラに配置しています


日本政府の借金が増え続けています
IMFによる2014年4月時点の推計によると
政府債務が1200兆円程度です
2013年末の日銀データによると
日本国債の保有者のうち 8.4%が海外投資家となっています
つまり 91.6% が国内で消化されています
国内のお金の流れを辿っていくと、国民にたどり着きます
間接的に国民が支えているということです

以前、リゾートマンションの記事を書きました
1万円のリゾートマンションに学ぶ
滞納金が多すぎること、管理費修繕費が高いこと
リゾートという特性上、不便な立地にあること
需要が限られていること 定住を想定されていないこと
などから、ババ抜きになりやすい要素を持っていますが
この問題はリゾートマンションに限定している話ではありません
先の記事でババにならない一番大きな要素は
需要があることではないだろうかと書きました
需要が見込めなければ、買うことが怖くなります
買うことを敬遠する人が増えれば、価格が低下します
価格が低下すると、売れないことが周知されて一層 誰も買わなくなります
こうして、ババ抜きのババとして周知されていきます
需要さえあれば
上手に整理することで価値を創出できます
マンションのある部屋の管理費修繕費の滞納額が仮に200万円あるとします
物件価値が150万円と評価されている場合
実質-50万円だから、1万円でも要らないと考えるのが
一般的には合理的な判断です
借金は1人だけで発生させることができません
借金は必ず相手が必要となります 貸し手と借り手で成立します
一世帯だけで住む一戸建てでは起きえない現象
多数の参加者がいるからこそ
取引でドラマが起きます
トランプのババ抜きはババが一枚だけあります
そのババを最後まで持っていた人が負ける単純なルールです
ババは捨ててはいけません 捨てられない資産に相当します
マンションのババ抜きはどうでしょうか
やっぱりババを最後まで持っていたマンションの住人が
最後は必ず負ける単純なルールなのでしょうか
消費しないピノキオはそう考えていません
もう少し複雑なルールになっているように感じます
需要、借金、価値、価格、仕組みのせめぎあい
そこに狼狽も加わるから、ドラマになります
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[参考記事]
住宅ローンはファイナンスの手段でしかありません
住宅ローン返済が滞ったらどうなる
マンションのババ抜き問題
ババになる決め手はどこにありますか
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